転職エージェントから見た転職成功事例1(未経験から大手遊技機メーカーへ)

転職エージェントから見た転職成功事例1(未経験から大手遊技機メーカーへ)

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転職エージェントから見た転職成功事例

パチ・エージェントで転職エージェントをしている高原と申します。
ここでは「転職エージェントから見た転職成功事例」と題し、転職活動の成功談を定期的に連載してまいります。 パチ・エージェントのサイト公開から早いもので2年が経過しようとしています。そして、事業開始からこれまでに40名程(※)の転職実績を積むことができました。(※2019年7月時点)
パチ・エージェントは大手の転職サイトやエージェントと違い、パチンコ業界内の求人のみを取り扱っていますし、エージェント全員が業界出身者のため求人職種の業務を深く理解しています。そのため、求職者本人が知らなかった職業の適性の高さから知らなかった職業への転職に成功した方もいます。
求職者本人が知らなかった「遊技機メーカーの特許関係の職業」に、この適性の高さで転職を成功した事例をご紹介していきます。

未経験から大手遊技機メーカーへの転職成功談

今回の転職成功事例は、遊技機メーカーの特許業務に転職した方のお話しです。 年齢は20代半ばで、大学卒業後にパチンコホールの正社員として2年間程勤務し退職。その後、パチンコホールでアルバイトをしながらの転職活動でした。
ご本人の希望は最初はパチスロの企画者でしたが、企画職としての経験が業界問わずありませんでしたから、遊技機メーカーの商品企画職へのご紹介は困難なことを伝え、遊技機メーカー以外のご紹介先も選定していました。ところが結果的には、遊技機メーカー求人に紹介し見事に1社目であっさりと採用が決定し転職に成功しました。
彼はどうして転職が成功したのでしょうか。

エージェントから見た転職成功要因

今回、未経験者でありながら1社目の遊技機メーカーに採用が決定した一番の理由は、当然ではありますが、「求人の募集要項」と「求職者の適性や就業意欲」が上手く噛み合った(マッチング)ことが一番の要因といえます。遊技機の開発経験こそはありませんでしたが、「(1)大学時代に工学部であったことで「プログラミング言語」の基礎を学んでいたことと数字に強いこと。(2)パチンコホールスタッフの経験から遊技台の構造に詳しいこと。(3)パチンコ・パチスロの打ち手としての知識のみならず、規則や内規といった作りて側の知識もあったこと。」で私は特許関係の仕事をご案内しました。
本人は遊技機関係の特許の仕事の存在をこの時点では知りませんので、まずは、会社組織における特許の重要性を競合企業に対する競争優位性等を話しました。その上で、遊技機の特許業務に関心を示してくれたので、具体的な業務内容や具体的な特許申請の書類例などをお見せしました。
理解度が高い求職者は、この情報でどのような役割の仕事かを理解したと同時に、今までは考えたこともなかった特許関係の仕事に対する就労意欲をもってくれました。
残るは、求人票にある募集要件と仕事の役割を理解した上で求められるスキルや経験でした。こちらも、求職者に確認し企業側の求人内容と求職者側の適性とスキルが合致していると強く感じ、自信をもってご紹介することができました。

もしも特許関係以外の仕事で転職活動を続けていたら・・・

もしも、今回の求職者に他の求人をご案内していたら・・・。こればかりは、どうなっていたかは誰にも分かりません。
求職者の方は入社したい会社や、働きたい業務内容等をもって転職活動を進めたいはずです。そして、企業側の求人には「このような経験がある方」、「このようなことができる方」を採用したいはずです。つまり、転職活動をされる方と採用活動をしている企業側とで、互いに求めるものが合致した時に採用が決定するということです。このように人と企業の双方の要望を冷静に見ること、そして、求職者の適性を見つけられることができるのが転職エージェントかもしれません。


未経験者から遊技機メーカーに転職が成功した事例のまとめ

今回の転職成功は、まずは本人の理解度が高く遊技機開発をしたい気持ちをより広義に解釈し、企業戦略として重要な特許業務に大きな関心を抱いたことがポイントでした。 その上で、彼の学習した経験職歴が求人内容に合致したことがあげられます。もしも、彼が漠然と「遊技機の開発職」や「遊技機の企画」にこだわり続けていた場合は、少なくとも今回の転職先企業では、面接の機会すら困難だったといえます。
まとめ
下記に今回の転職成功例の関係を簡単に表記致します。パチンコ、パチスロの開発職を目指したいけれども、未経験者だからと諦めかけそうな方は参考にしてください。

<遊技機の特許業務について>
【知識面】2つの知識と経験が有ることが最高の形であったと思います。
(1)特許法に関する知識
(2)遊技機に関する知識(遊技者として、或いはつくり手側の知識)


この(1)(2)の両方をもった人材はなかなか見つかりません。そのため、今回の求人企業は(2)の知識に重点を置き、(1)の知識は業務の中で学んで欲しい。そのためには、(1)の特許法知識を習得できる素地がある若者が最も採用に近い人物だったのではないでしょうか?
これまで15年間程、パチンコ業界への就職、転職を支援する立場で働いてきて、この(1)(2)の関係は、パチンコ業界の職業では共通している点だと感じています。

さいごに

これからも転職成功の事例を少しずつではありますが、こちらに書かせていただきます。転職活動は人生において重要な決断でもあり、転職後に後悔しても遅いです。そのためにも、企業のこと、業務内容のことについてはご自身でもよく調べると良いでしょう。仕事は働き出す前と後では少なからずギャップを感じることが多くあります。入社してみないと分からないこともありますが、せめて、ご自身が選考を受ける職種の業務内容は把握しておくべきだと私たちパチ・エージェントは考えております。
パチンコ業界への転職をお考えの方は、お気軽にパチ・エージェント内にある【無料】転職相談へお申込みください。